ビルゲイツ夫妻も実践!今、知っておきたい『効果的な利他主義』とは?

こんにちは。読書好き20代会社員のYuriです。
不定期でトレンディな本を紹介しています。
今日は、2020年8月号の雑誌「VOUGE」でも紹介されていた本を紹介します!


ところで、みなさんは日頃、何のために働いていますか?
豊さとは何なのでしょうか。

また、アメリカの若者の間で広がっている“効果的な利他主義”という考え方をご存知でしょうか?
より良い働き方、より良い消費など、社会でシステムの更新が求められる中、この”より良い”を考える上で参考になる新しいライフスタイルのアプローチです。最近、ワクチン開発でも話題のマイクロソフトの創業者ビルゲイツ氏も実践していることで知られています。

まだまだ、日本では耳慣れないキーワードですが、この記事がこんな方の参考になればと思っています。

  • 成功者のマインドを学びたい。
  • 将来の時間の使い方を迷っている。
  • トレンドの倫理観を知って、明日友人や部下と話すネタを探している。

ビルゲイツ夫妻も実践し、何百人もの命を救った「効果的な利他主義」とは?

効果的利他主義(Effective Altruism)とは、科学的根拠と理性をもって他者へ貢献し、より効果的に社会をより良くしていこうとするような哲学と社会的ムーブメントのことです。
元となる考えは、米国の倫理学者ピーター・シンガーが1972年に発表した論文で、途上国支援での効率的な寄付の必要性について主張する中で、初めて提唱されました。

日本でも、2008年のリーマンショックや2011年の東日本大震災以降、利益だけでなく社会的なインパクトを目指すスタートアップや企業活動、市民による活動が活発化した背景があり、この「効果的な利他主義」への注目度が高まっています。

特徴①:無理しない

従来は、”利己主義”は”利他主義”の対極にあるものと考えられてきました。
ここでは自分以外の人のためにできる限りの<たくさんのいいこと>を行うことを大切にしています。
例えば、新しい車を購入することはできるけれど、今の車をもう少し使えば余剰ができ、
そのお金を寄付に回すなどの行動が当てはまります。

特徴②:同じ努力で最大の成果を

アメリカ人1人に盲導犬を1匹寄付する行いはもちろん素晴らしい行動です。
一方で、途上国の方に同じ行動をとると、どれほどの効果があげられるでしょうか?
同じ金額、同じ行動でも、社会に与えるインパクトは異なります。
そのため、感情によって動かされるのではなく、理性的に社会的な行動をとることを推奨しています。

ビルゲイツ氏ほどの金持ちにもなれば、この行動によって、世界の保健医療支援を通して何百万人もの命を救っています。

関連書籍『あなたが世界のためにできるたったひとつのこと』を読んだ感想

自分の行動が、社会にどれだけ影響を与えるか考えてから行動する、という視点が新しいと感じました。
一方で、私個人としては、新しいバッグも欲しいし、まだまだ物欲にも負ける自分がいます。
そこを一度考え直し、誰かの役に立つことを選択した時、もしかすると新しい心の豊さが見えてくるのかもしれません。

“効果的な利他主義”という考え方を知っておくことだけでも、どこかで自分の行動が変わるかもしれないと感じました。

おわりに

もっと詳しく知りたい方に、こちらの書籍もご紹介します。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
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