こんばんわ。わらです。
今日もこちらのブログを訪ねていただきありがとうございます😊
皆さんは、人とのコミュニケーションはお得意ですか?
私は残念ながら得意ではありません。振り返ってみれば、「あの時あの人の発言には、本当は別の理由があったのではないか?」と後になって気がついたり、「もっと伝えておけば良かった」と後悔することが山ほどあります。
今日は、そんな後悔たっぷりの方におすすめの「コーヒーが冷めないうちに」をご紹介します。
こちらの作品は、川口俊和さん原作で、2015年に小説を発売、2018年には有村架純さん主演で映画化されています。
一部ネタバレありで書いていこうと思います。未鑑賞の方はお気をつけください。
動画配信情報
2020年4月26日現在では、AmazonプライムビデオでもU-NEXTでも映画が配信されています。
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「コーヒーが冷めないうちに」のあらすじ
主人公は、カフェ「フニクリフニクラ」で働くスタッフの時田 数(ときた・かず)。
このカフェには、不思議な座席が一つあり、
そこに座って数の入れたコーヒーを飲むと、なんと、
座った人が戻りたい過去に戻ることができるというのです。
そんなことが出来るなら誰だって座ってみたい!
それなのに、その席に実際に座る人はあまりいないのです。。
なぜかというと、以下のようなハードルがあるのです。
- 過去に戻って、どれだけ頑張っても現実で起こってしまったことは変えられない
- コーヒーが冷める前に飲み切らないと、現実世界に戻って来られなくなる
- ずっと座っている”先客”が立った時にしか、その席に座れない
現実で起こったことを変えられないという時点で、多くのお客さんが帰ってしまうということになっています。
(それは納得)
映画が公開された時、「4回泣ける!」ことをキャッチコピーにしていました。
それは、4人分の物語がオムニバス形式で繋がるためです。
(有村架純さんが以前出演された「阪急電車」もそんな感じだったような・・・)
映画版では、朝ドラ俳優など、豪華キャストが出演していることも当時話題になりました。
【感想】時間とコミュニケーションの描写が美しい
パラレルワールドやタイムトラベル系の作品では、“時間”の描写方法が作品によって異なることが見どころです。
そして、この作品の特徴は過去の起こってしまったことを変えられないという設定であり、この点が他の多くの作品と異なっています。
また、その過去に戻れるのは”コーヒーが冷めるまで“という、
短いとも、十分長いとも、取れる時間に限定されているのです。
時間の表現が綺麗ですね。
それでは、過去も変えられないし、時間も限定されているのに、
なぜ、作品の登場人物たちは過去に戻るのでしょう?
つまるところ、もう一度あなたと会って話したいことがあるからなのです。
会って伝えたいことがある、会って聞きたいことがある。
カフェでは、1人で勉強することも、読書をすることも、色んな過ごし方ができます。
でも、誰もそんな1人で過ごした時間にわざわざ戻ろうとしない。
そして、この作品では“過去を変えられない”。でも、まだ起こっていない“未来のことなら変えられる”のです。
【解説】小説派?映画派?
小説派と映画派では、個人的には小説派です。小説の方が細かな部分がわからないため、より心に暖かいものが残ったと思います。とは言え、それぞれにはそれぞれの良さがあります。
小説の良いところ/悪いところ
- 言葉選びの美しさが際立つ
- パラレルワールド特有の細かい有り得なさに気がつきにくい
- ある意味、どれだけ時間が変化したかがあまりわからないまま進む。
映画の良いところ/悪いところ
- キャストが上手い(そして、有村架純さんが可愛い。伊藤健太郎くんがかっこいい。)
- どうしても、パラレルワールド作品ながらほっこりと現実っぽいという本作品の良さが消え、時間移動のシーンがある度に非現実感が増してしまう
- 4人の作品同士の繋がりがわかりやすい
まとめ
コーヒーが冷めるまでの時間は30分くらいでしょうか・・・
たったそれだけの時間でも、会って話せたなら、
お互いのちょっとしたボタンのかけ違いを直せるのかもしれません。
また、時間が経った今だから、ちょっと自分が大人になったから、
わかることがあるのかもしれません。
私もこの自粛生活が終わったら、会って話したい人がいっぱいいます。
コミュニケーションの難しさを痛感している今だからこそ、
人と会える暖かさを感じてください
個人的には小説派と言ってしまいましたが、
映画版では伊藤健太郎くんがかっこ良かったです、、、これは小説にはない楽しみ方。
映画の推しポイントです。
もし、あなたがもう一度過去に戻れるとしたら、会いたい人は誰ですか?
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。