こんばんわ。わらです。
4月~6月はお茶の収穫時期ですね🍵
例年ではGWに各地でお茶摘みイベントが開催されますが、
今年はやはり自粛でしょうか。。。
私は、大学院で日本茶の研究をしてしまったほど、お茶が大好きです。
緑茶も、中国茶も、紅茶も、どれもその土地どちで愛されているお茶はやっぱり美味しい。
日本茶特集と迷った結果、こんな時だからこそ海外のお茶を紹介したいと思います!
勝手に厳選・記憶に残った海外のお茶特集!!
私が海外のスーパーや専門店で購入し、「美味しかった!!」と感動したお茶をご紹介します。
なるべく日本でも買えそう(ちょっと高い?)なものをセレクトしました。
ぜひ、海外旅行に行けないこんな時だからこそ、おうちで楽しんで欲しいです!
- スェーデン・KOBBSのサマーハウスブレンド
- 英国・Harrodsのイングリッシュブレックファースト
- 中国(北京)・張一元のジャスミン茶(これは日本では買えないかな・・・)
スェーデン・KOBBSのサマーハウスブレンド
本当に美味しいです。フルーティーでちょっとベリーっぽい香りです。
スウェーデンはお肉にもいちごジャムを塗ったりしますが、北欧っぽい紅茶です。
でも、味はダージリンのようなしっかりめの紅茶の味がします。(しっかりめって何だ。笑)
フルーツティーが苦手な方にもおすすめです。
この1809年創業のKOBBSという紅茶メーカーは、スウェーデンでは超メジャーで、スーパーで買えます。
現地だと125グラム入っていて、33スウェーデンクローナ、日本円で400円くらいです。
スウェーデンには“ヒュッゲ”という文化があり、
家族や友人で集まり、お茶やお菓子などを食べながらゆったりとした時間を過ごします。
寒くて、日照時間の短い北欧らしい文化です!
KOBBSも一度、ティーバッグが普及し始めたころ、経営的な危機を経験しています。
その時、ティーポットを配るキャンペーンを行い、リーフをティーポットに入れて飲むというスローライフを改めて提唱。それが北欧ならではのスローライフとして受け入れられたことで、
経営危機を乗り越えました。
余談ですが、日本茶もティーバッグの普及により、急須離れが進みました。
いち早くそのトレンドを捉え、成長した茶問屋さんもあります。
技術の発展は、会社の方針を揺るがすピンチにもチャンスにもなるのですね。
英国・Harrodsのイングリッシュブレックファースト
王道ですみません・・・!やはり一つはアフタヌーンティー文化のある英国から。
私、これ本当に好きなんです。渋みとかはあまりなく、どっちかというとすっきり?系です。
ミルクとの相性も良いです。品が良い味がします。(言葉が足りない)
ハロッズの歴史を紐解くと、1849年の創業当初は、紅茶と食品雑貨の小売店だったとか。
その1849年はイギリスの航海法が廃止され、その後世界での自由貿易が進みます。
その頃、日本はというと、幕末です。1853年には日本にペリーが来航しています。
お茶というのは、軽くて保存が効くため、貿易には打ってつけの商材です。
明治時代になり、日本も開国し、外国との自由貿易を始める時、
日本茶は海外からも人気があったようですよ!
(以下は私の話)
この紅茶を最初に飲んだきっかけは、高校生の時、イギリスに語学留学に行かせていただいた時、
帰りに家族のお土産用に空港で購入したものでした。
イギリスの方って本当に毎日紅茶を飲まれるんですよね。
ホームステイをしていたご家庭のキッチンにも、
木で出来たラックにマグカップが4個ほどぶら下がっていて、
「いつでも飲んでいいよ!」と紅茶飲み放題にしていただいていました。
ついでにりんごも食べ放題でした。
毎朝、りんごにかじりつき、紅茶を飲んで学校に行き、“An apple a day, keeps a doctor away”
帰ってきては宿題をときながら紅茶を飲み、
晩ご飯後にはホストファミリーと紅茶を飲み。
紅茶のおかげで(?)全く現地ではホームシックもありませんでした。
その紅茶ライフが無くなってしまうのが寂しかったんですね。当時の私は。
帰国してから、ハロッズの紅茶を飲んだ時、急にイギリスに帰りたくなるという、
逆ホームシックになりました。
ぜひ、イギリスの風景を思い浮かべながら飲みたいお茶です。
中国(北京)・張一元のジャスミン茶
これもめちゃくちゃ美味しい。残念ながら、こちらはインターネットでは買えないようなのですが、
ぜひ、また中国に旅行に行けるようになったら飲みたいお茶です。
張一元は清朝の1900年に創業された、中国の北京市前門大街にある老舗お茶屋さんです。
測り売りなのが難しいですが、
「うお やお いーぽー まーりーふぉあちゃ」(私は一袋のジャスミン茶が買いたい)って言えば買えました。
やはり、お茶の国際法上、一番強いのは中国です。
色々と疑いをかけられてしまうことも多い国ですが、
一つ言いたいのは、中国でも名品は本当に名品ということです。
さて、創業年順に私の思い出に残るお茶について語ってきました。
いつの時代も国際間の関係は難しいものです。
ただ、本田宗一郎さんの言葉に「良品に国境なし」という名言があります。
今は、国と国の交流が難しい反面、
家族と過ごす時間が増えていると言います。
また、いつも忙しく過ごしていたのに、急な自粛ライフが始まり、
ストレスを抱えている方も多いと思います。
たまにはゆっくり家族でリーフのお茶を楽しんでみてはいかがでしょうか?
海の向こうに想いをはせながら・・・(ちょっと自分で言っていて恥ずかしい)