【一生に一度は行ってみたい】ボストンにある美術館『イザベラスチュワートガードナー』に行ってみた!

こんにちは。

最近はなかなか旅に行けないですね。。。

今日は、気分だけでも海外へ!ということで、2019年8月に行ったアメリカ旅行の中から、
ボストンにあるイザベラスチュワートガードナー美術館をご紹介します!

ボストンといえば、ボストン美術館が有名ですよね。
比べてしまうとマイナーな美術館かもしれませんが、センスの良さと、美術品の展示方法など
とても雰囲気が素敵で、私が大好きな美術館です!

おフランスのくま
いざ、エアー海外旅行に出発!✈️

イザベラスチュワートガードナー美術館の魅力・見どころ

イザベラスチュワートガートナー美術館は、その名にもあるイザベラスチュワートという女性が集めたプライベートコレクションを展示する美術館です。
自宅兼美術館の邸宅に同時代の芸術家を住まわせ創作させた美術館の「アーティスト・イン・レジデンス」の先駆けで、
日常生活の中で芸術品を身近に楽しめるようにと、ベネチア様式の邸宅を購入して美術館に仕上げたそうです。

イザベラスチュワートガードナー美術館の魅力を3つ挙げるとすれば、

  1. 美術館そのものが建物として美しい【インスタ映え!
  2. 貯蔵品は有名作揃い!
  3. ボストン美術館からも歩いて行ける距離にあり、観光の時に立ち寄りやすい!

ということが挙げられます!

それでは、どういうことか、今からご紹介します!

美術館そのものが建物として美しい【インスタ映え!】

さて、外観は・・・・想像以上に、近代的な美術館です。

論より証拠、その噂の中庭がこちら!↓

ちょっとディズニーランドのホーンテッドマンションを彷彿とさせるような雰囲気があります。

一般的な美術館で見る場合には感じられないような、
やはり美術品は部屋を飾るものなのだということを感じさせてくれます。

家具のチョイスも含めて、至るところでイザベラのセンスの良さを感じます。

貯蔵品は有名作揃い!

イザベラスチュワート美術館は、有名な画家の作品揃いなのですが、
中でも必ずみて欲しい作品を紹介します。

ティツィアーノ作『エウロペの略奪』(1559年-1562年)

ルネサンス期を代表する宮廷画家ティツィアーノが描いた「エウロペの略奪」です。
当時のスペイン国王フェリペ2世のために描かれた作品です。

おフランスのくま
牛さんが可愛い絵だね!
ふっふっふ、そう騙されてはいけない。
この牛は、天下の大変態だ。(言い過ぎ)

作品自体の意味

エウロペ・・・と聞いて何か思い出しませんか?
そう、Europe・・・・ヨーロッパ大陸の名前の由来です!

この絵は、ギリシャ神話の『変身物語』を題材にしています。
この『変身物語』では、全知全能の絶対神であり、最高神のゼウスが、とにかく浮気をしまくります。

しかも、その浮気の手口がひどい!色々なものに変身し、美女が油断をした隙に、一気に襲いかかるのです。
その変身した姿とは、黄金の雨や白鳥、サテュロスやアルテミスといった別のギリシャ神話の神様、雲にも変身したといわれています。

もうみなさんお気づきですね?

=======物語を簡単に========
ゼウス「(あの女の子、チョータイプ。いや〜でも警戒心強いな〜。しかもお供の女性が2人もいるよ。これじゃあ、夜まで連れ込めないじゃないか。よし、白くて可愛い牝牛に化けてやろう!)」
エウロペ「可愛い〜牛さんだ〜🐮❤️背中に乗ってみよう!」

と、エウロペが油断したその時、
「キャー助けてーーー!」
牛が海に向かって猛ダッシュ!海の向かい側はマルタ島まで、美しきエウロペを誘拐してしまいました。

ゼウス「さーて、俺様は神様だ!!!」
エウロペ「な、、、なんですって。あー」

======================
こうしてエウロペは懐妊してしまうのです。

おフランスのくま
怖い・・・

余談ですが、先ほどこの絵をティツィアーノが進呈したフェリペ2世という人は、
一族揃っては顔というか、アゴが長いのが特徴です。
ハプスブルク家のお一人で、フィリピンの名前の由来にもなっている方です。

著名な画家たちが模写している!

なぜこの絵が有名なのかというと、名だたる画家たちがこの絵を模写しているからです。

中でも有名なのが、光の魔術師ルーベンス。

ルーベンス版の『エウロペの略奪』は、現在、スペインのプラド美術館に貯蔵されています

レンブラント『自画像』

レンブラントほど自画像を書いた人はいないとも言われますが、
こちらもその作品の一つです。

米史上最大規模の美術品盗難事件

実は、この美術館が一躍有名となったきっかけは、皮肉なことに、
30年ほど前にアメリカで最大の美術品盗難事件に遭った美術館でもあるからです。

【12月30日 AFP】警察に扮(ふん)した男らによって米ボストンの美術館からオランダの画家レンブラント(Rembran…

イザベラがルーブル美術館などから競り落としたフェルメールの作品を含む13点の作品がなくなり、
いまだこの事件が未解決のままとなっています。

それだけ、穴場な美術館と言えるでしょう。

ボストン美術館からも歩いて行ける距離にあり、観光の時に立ち寄りやすい!

最後に、なんと言ってもアクセスの良さです。

ボストンを訪れたら、必ず訪れたい美術館でもあるボストン美術館から歩いていける距離にあります。
歩いて5分くらい。ぜひ、立ち寄ってみてください!

公式HP

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