植物工場で出来た野菜を食べたことはありますか?
最近では、新聞やニュースでも注目されてきていますね。
日本の南の方でバナナが育ってしまうほど気候変動が起こっていたり、
世界的な人口増加の影響による食糧不足への対応が求められる中、
植物工場は環境の変化に左右されない、棚を活用することで単位面積あたりの収穫量が上がる、というメリットがあるためです。
(植物工場に詳しい友人から教えてもらったリンクを貼ってしまおう・・・)
従来の畑で行われる農業に代わって、近年では水をほとんど使用せずに作物を育てることが可能で、狭いスペースを有効活用できる「…
一方で、エネルギーコストの課題があり、露地栽培のものと比べて単価が上がることが課題です。
また、現時点では葉物・トマト・イチゴの生産での成功事例はあるものの、
人間のお腹をいっぱいにしてくれる、イモ類や穀類の栽培はまだ難しいのが現状です。
日本はエネルギーが少ない国なので、生産コストが高く、まだまだ手にする機会は多くありません。
と・は・い・え・・・!!
植物工場で出来る野菜には、どんな特徴があるかくらい知っておきたい!
今は、安全性などを不安に思う消費者の方もいるかもしれません。
そこで、今日は今後増えるかもしれない植物工場産の野菜について、
実際に植物工場を見学してきた生産現場の様子と、食べた感想をお伝えします。
実際に食べてみた結論としては、かなりオススメです。
- 低カリウムで糖尿病などの持病を持つ方にも勧められる!
- 洗わなくて良いので簡単!
- ドレッシングがなくても美味しい!
福島県・Akisai植物工場を見学
2月上旬、福島県会津若松市にあるAkisai植物工場を訪問しました。
聞いたお話を簡単にまとめるとこんな感じ。
- 半導体工場の跡地に建設。半導体は製品の都合上、ホコリ一つ許されない。
2008年リーマンショック後に閉鎖していたが、当時の空調設備が有効活用できる事業として植物工場を創設。 - 地域の雇用を創出するため、あえて労働集約的な生産体制を構築。
東日本大震災での原発事故の影響で福島県の農作物は風評被害を受けるが、植物工場であれば問題がない。 - ナトリウム置換という栽培方法で育てられるため、低カリウム!
- 完全無菌状態で成長するので、長持ちする!なんと、袋を開封しなければ、レタスは1ヶ月冷蔵庫で保存可能!
- 食べる時に水で洗う必要なし!(むしろ、洗うと水中の菌がついて弱る)
カリウムとナトリウム
ナトリウム置換とは、平たくいうと、栄養素としてカリウムの代わりにナトリウムを使用して育てる製法のことです。
通常、ほうれん草はカリウムを多く含むため、糖尿病等の持病があり、食事制限のある方は簡単に食べられません。
カリウムは土壌に含まれる栄養素であり、露地栽培でほうれん草を育てる時には排除するのは現実的ではありません。
しかし、その栄養分はナトリウムでも代替が可能というです。
植物工場では、カリウムで育てても、ナトリウムで育てても生産コスト的に差がなく、
それならば、ナトリウムで育ててしまおう!という発想です。
ナトリウムは塩に含まれる成分で、安全なものです!
人が食べるとやや塩味を感じるため、ドレッシングをかけなくても美味しい!
つまり、減塩にもつながります。
↑あれ・・・案外明るい。
(参考)私のイメージはこんな感じだった↓↓↓

本当は、紫の光というかピンクの色の方が育つようですが、
工場内で作業するオペレーターさんが紫の光の中にいるとしんどい・・・
ということで白い光で育ててているそうです。
食レポ。味付けなしでも美味しい!
届きました!!わーい!
オススメされた食べ方は・・・
- 袋から取り出しレンチンした後、オリーブオイルでベーコンをソテーし、ほうれん草にかける
- マッシュルームカットを載せても美味しい
なるほど・・・ベーコンもマッシュルームも無いなぁ。。。
とりあえず、家にあったソーセージと炒めてみよう!
会津で買ったお箸と↑
食べた感想は・・・
使ったのはオリーブオイルだけ!塩は使っていないのに、しっかりと味がして美味しい〜!!!
ちなみに、ほうれん草は茹でずに生で食べても、ルッコラのような感じで美味しかったです!!
在宅期間中に、こんな美味しいものが食べられるなんて、
君は幸せ者だね〜。
ネットから購入可能
これから普及すると思われる植物工場のお野菜!
露地栽培でも、植物工場でも、想いの詰まった野菜は美味しい!
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ぜひ、この機会に皆さんも試してみてください!
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