7Days Book Cover Challenge Day4【May 2】
こんばんは😊
今日は「オバサンの経済学」という本を紹介します。(2007)
小さい女の子も”オバサン”の卵、と育てられていますし、
それは普通に面白いと感じます。
一般的には中年ごろであろう女性の課題を提起してます。
腹を括った強い女性のお話
“オバサン”は座ることができる。なぜなら恥を捨て、腹を括っているから。
それでも、“オバサン”の行いは経済合理的です。
男子トイレに入れる”オバサン”がいたようです。
経済合理的ですね。
なぜ”オバサン”になる意思決定をするのか?
“オバサン”は単純に年齢で分けられるものではありません。
その人の意思により”オバサン”化します。
古来、男性と女性には性差があまりなかったとしています。確かに、”女性はかつて太陽であった”という言葉もありますね。
それが、中世以降に”イエ”という制度ができ、
家庭内の分業が始まったことから、女性が家事をするという風潮ができていきます。
“オバサン”の歴史は、江戸の中期に始まるようです。
昔の”オバサン”化の背景には、”貧しさ”ゆえに”女性らしさ”を捨てざるを得なかった人もいただろうと述べています。
また、結婚や出産により自分より家庭を優先するようになった時や、
仕事を辞めて美醜にコストをかける対価が得られなくなるなどの要因もあり、
女性が”オバサン”化するとしています。
“オバサン”化していませんか?もしかすると、消費行動のヒントは”オバサン”にあり?かもしれません。
“オバサン”の労働はどう変わったか?
変わっていない状況も続いていると感じました。
女性の就業者数が初めて3000万人を突破した。女性が出産や育児で仕事を辞め、30代を中心に就業率が下がる「M字カーブ」が…
また、2007年時点でも、一度主婦になって戻ってきた人材が働ける場所は、
“女性らしさ”を捨てざるを得ない職種であることも多いです。
とはいえ、責任の重たい仕事を引き受けるモチベーションがない。女子だからというより、一人の若者として。
客観的な目線と個人の目線で若い女子は責任ある仕事をやるべきか、を考えます。
客観的目線では、やるべきです。
つい先日、私はありがたいことに正社員としてサラリーマンをしていますが、ある”おじさま”から、
「そういう仕事につく人は、統計学的に独身である場合が多い。なぜなら、相手の収入に期待できず、自分自身で稼ぎたいと考えるからだ」と言われてしまいました。心にモヤモヤが残りました。
不安があって正社員の仕事を選ぶのは、男性も女性も関係ないのではないでしょうか。。。
しかし、仕方がありません。
現状はサンプル数が少ないし、それを反論出来る人がいないのでしょう。
一人でも多くのロールモデルが誕生することは歓迎するべきです。
一方で、個人の目線では、あまりやりたいとは思いません。
誤解していただきたくないのは、これは女性だからという問題ではなく、
現在の若者には、一つの仕事に縛られることへの抵抗が少なからずあるでしょう。
おわりに
人は誰しも、年を取ります。
働く女性が増えれば、”女性らしさ”を維持する人がふえ、
“オバサン”が減少するでしょう。
どのような年の重ね方をするのが幸せなのだろうと考えてしましました。